北総の基本理念は「働くこと生きること」。どんなに障がいが重くても、一人ひとりが役割を持って、作業活動に参加しています。
ここ数年で利用者の高齢化、重度化の高まりは顕著になっています。どんなに年を重ねても、介護が必要となっても、できること、得意なことがきっとある。職員は利用者一人ひとりの「できること」「得意なこと」を発見し、その人らしく生き生きと取り組める環境を整え、そしてその人の頑張りをきちんと言葉にして認めることを大切にしています。
北総の業務に必要なのは何も特別なスキルではなく、まずは「人に寄り添う思いやり」と、「心身の健康」だと思います。職員は利用者に頼られる存在となれるよう、利用者の気持ちを考えようとする姿勢と、向き合う気持ちが一番大切です。一緒に汗をかき、一緒に笑い、一緒に泣いて、一緒に怒り、一緒に喜び、一緒に成長していく。利用者と共に「生きる」という事を分かち合えるのが、ここで働ける職員の喜びとなっています。
日々の仕事に慣れてしまうと、初心を忘れがちです。
花は水をあげなくても文句は言いませんが、放っておくと枯れてしまいます。
「一輪の花」を大切にするように、毎日利用者さんに心配りをして支援をしていきましょう。
花や動物などの生き物は、物言わぬオンブズマンとして私たちの働く姿勢を表してくれます。
一緒に長く生活をしていると、どうしても利用者さん同士・職員さん同士でも小さな行き違いが生じます。お互いの立場・意見・思いを丁寧に慮り、お互いを仲間として認めあえる関係づくりに配慮しましょう。わかりやすい言葉で大切なことを伝えていきましょう。
毎日仕事が大変だと思っていると、心の余裕が失われてしまいます。心にゆとりとユーモアを持って、笑顔と思いやりと助け合いを大切にしましょう。将来に夢を持って、北総の「働くこと生きること」を社会に発信していきましょう。