ほくそうブログ

2014年1月14日

北総の里「225号」を掲載しました

広報誌北総の里「225号」をアップしました。今号の特集「続・旅遥かなり」
船橋市手をつなぐ育成会60周年記念式典の様子や、保護者の想い、販売報告をまとめております。
北総の里-225号

2013年10月22日

北総の里「224号」掲載しました

今号のテーマ「古い上着よさようなら」
いよいよ始まる既存棟改修工事。新しいバリアフリー棟への引っ越しを終え、新棟での暮らしが始まった。利用者の様子や改めて大切にしていく北総精神を掲載致しました。
北総の里-224号

2013年8月27日

広報誌「北総の里223号」掲載しました!!

広報誌「北総の里223号」は特集「自然・命・平和」と題しましてなずな沖縄合宿研修報告や北総の初夏の風物詩「ドクダミ採り」、韓国恩花学校との姉妹の絆等について紙面を構成しています。
北総の里-223号

2013年6月1日

北総の里222号

北総育成園の広報紙「北総の里222号」をアップしました。今回のテーマは「特集旅遥かなり~北総育成園創立40周年目の坂に踏み込んだ~」と題しまして、40周年目を迎えた北総育成園の今やるべきこと、出来ることを様々な視点から考え紙面を構成しています。是非ご覧になってください。
北総の里-222号

2013年4月3日

北総の里221号

北総の広報紙北総の里221号をアップしました。特集「共感・共生・惻隠の情」と題しまして北総の命を大切にする取り組みを掲載しています。
北総の里-221号

2013年3月8日

北総俳壇

北総俳壇
□石渡 啓子
寒いなあ 今日の夕飯 鍋にしよ
□石橋 琴美
◎原木を 運ぶ足もと 秋の色
□吉田 祥子
青空に うろこの雲が うかんだ
□内田 沙和
トントンと なり響く音 紙工芸
□石橋 絵里
きれいだな フレームいっぱい
シクラメン
□加瀬 裕一
◎秋風に 吹かれて励む 農作業
□杉本 和彦
△海の幸 山の幸 一番は命の幸
□高木 恭一
△フタ開けて おー肉だ!と
昼ごはん
□菅谷 大輔
◎椎茸のでる数驚く 秋空の
取る顔皆誇らしげ
□信田 陽子
うだるような暑さも過ぎ
秋の澄み渡った青空と
清々しい空気の中 時折冬の気配
□安藤 悠果
◎朝けんか 今日はなんで
怒っているの?
□金子 晴奈
「おはよう」と真白い息がもくもくと 落ち葉掃きの手が止まる
□齊藤  到
△秋になり 夏の暑さも なつかしい
□米川 育美
紅葉おち 紅葉のじゅうたん
できあがり
□石上 喜章
△岩井さん 走るの案外 早かった
□絵鳩 典子
出勤し 建設事務所の 標語見る
高い意識に 背筋伸び
□白樫 久子
霜月の夜にぽっかり月明かり
家路に急ぐ 君もみてるか
□梶浦 美緒
◎止まったり 寄り道したり
戻ったり
長くて遠い 紙工への道
□興梠  孝
熟し柿 秋深まりし 北総の里
□青野 豊市
毎日が 仲間どうしの にらめっこ
□篠塚奈緒美
食べたいな食べたいな
でもないな あの柿の木
□猪田 昌宏
思い出す しだれ桜と 作業棟
□保科 智子
栄子さん 歳も縫い目も 北総一
太田さん 早く元気に 帰って来い
三浦圭織 特別枠!
・風邪ひくな! 言ってる私、 風邪っぴき
★利用者に 心配される 支援員
・らっきょう 食べられないが、作ってる(笑)
・林産班 負けてらんない 農耕班
・明けの朝 うとうと眠る 耐えられず
・小松菜と ほうれん草は わからない
・靴反対 言ってる本人 靴反対 (新島さん)
・金がない ご飯は食べず みかん食う
(今の私の状況)
・早く寝て! 言ってる自分は 夜行性
・コーヒーを 作るのだけは 自信ある
(作業後のコーヒー)
「21歳、今思うこと」
たまに、ふと「何で私はここにいるのだろう?」と考えてしまうことがあるが、北総の利用者との出来事や、仲良くしてくれる職員のことを思うと、やっぱりここにいたい!私はまだまだここにいるべきだ!と思える。就職してまだ半年しか経っていないが、この人たちに出会えて良かったと心から思えている。人生捨てたもんじゃない(笑)
選者寸評
言葉を琢く。この人たちが笑っている。泣いている。怒っている。汗流して「働くこと生きること」している。遠くを見ている。職員はその様子から心を読み取り言葉にする。近藤原理先生の「優しい言葉で深い思想を」に至る、同じに見えて同じでないこの人たちに寄り添う一期一会の坂道。「トオチャン、カアチャン、アイタイ」。毎日の暮らしの中からポロッとこぼれ落ちる真珠のような言葉。職員はこの人たち探しの旅を続ける。それらの言葉は汗臭かったり、冷たい雨の音だったりが彩りを添える。
もう20年以上もこの道を歩み続けてくれている職員の投句。中にはこの道の奥深さを知るには、少し役者不足の新職員の句。長い時間、言葉を鍛える練習をしているはずのベテランが苦戦し、駆け出しの一年生が伸び伸びとこの人たちとの暮らしを拙い言葉で活写。五七五の北総の暮らしのキャンバスが広がる。そのアンバランスが面白い。そんな中、今回の収穫は一年生職員の三浦氏。へたくそだが読む人の心をつかむ。しかも今回、一番多く投句してくれた頑張り屋。この際、彼女のコーナーを持つことにした。
「選者 虎風山人」
★最優秀賞 ◎優秀賞 △佳作

(さらに…)

2012年7月8日

今年度もドクダミ採りご協力頂きありがとうございました

今年度も無事にドクダミ採りを終了する事ができました。収穫量としては約2トンを収穫することが出来ました。ご協力ありがとうございました。梅雨時ではありましたがうまく晴れ間にあたりドクダミ採り、乾燥と順調に行き無駄にすることなく乾燥も進める事ができました。
今年の実施日

6月30日の時点での製品化の進行状況は以下の通りです。
・袋詰めまで終わったもの(在庫と売ったのも含め)——–約70袋
・乾燥を終えたもの——–米袋105袋(製品化するとおおよそ約1650袋分)
◎今年のドクダミを全て製品化するとおおよそ約1700袋出来ます。金額にすると約50万円の売上げになります。
今年度のどくだみのまとめ及び反省

5月31日(木) 全園体制① 場所;旧山田町新里(初) 参加人数28名 天候;晴れ
今年度最初のどくだみ採り、新職員も5名参加。場所は新しく見つけた場所で丈量とも申し分なかった。70束収穫。

6月5日(火) 全園体制&吉野さんボランティア 場所;旧小見川町織畑 参加人数;19名 天候;曇
二回目の全園体制ではもう10年以上ボランティア頂いている吉野さんご夫婦も参加してとなる。場所は一昨年発見した場所。丈はもうひと伸び欲しかったが50束収穫できた。

6月4日(月)~6月16日(土) 職員ドクダミ供出期間 場所;東庄、小見川、山田など
今年職員のノルマとして常勤男子職員3㎏×3束。常勤女子職員3㎏×2束。嘱託職員3㎏×1束。
パート職員3㎏×1束もしくは一時間の無料奉仕という設定で行っている。新職員は上席職員と採りに行き、山に分け入って自然の中でできる仕事に汗を流してくれた。全体で420㎏収穫。

6月12日(火) 林産班単独 場所;旧小見川町旧本多病院跡(初) 参加人数;11名 天候;曇
翌日の明社ボランティアに備え林産班のみで採りにでている。場所はチラシを見た方が自分の土地に生えているとの情報をもらい、そこで採っている。丈はまばらではあるが供出分などで採る分には十分。

6月13日(水) 明るい社会づくり船橋市推進委員会ボランティア 場所;旧山田町新里(初)
旧小見川町織畑(初)
参加人数;34名 天候;曇
今年で北総のボランティアに来ていただいて25年以上が経つ明社の方々。農耕のらっきょうと林産ドクダミに分かれて入って頂いた。林産には17名が入って頂いた。午前が林産班で新しく見つけた場所で、午後はチラシを見た小見川地域の方がご自宅の裏山にあると教えてくださり、丈も太さも良いものが群生していた。収穫量としても180束と近年では最高に近い数字を出すことができている。

6月19日(火) 保護者ボランティア 場所;旧小見川町織畑佐久間さん山・角田さん山
参加人数;32名 天候;曇
保護者と職員合同のドクダミ採り。今年も述べ31名の保護者ボランティアを頂き、15名が林産班に入って下さった。16名は農耕班のらっきょう加工へ。採った場所は明社に続き、旧小見川町の織畑の新しい群生地と利用者角田さんの祖父の所有地で収穫している。丈もよく太さも十分のものが採れ165束採れたが、今迄の保護者ボランティアでは一番に近い収穫量があった。

6月30日(土) スリーライトボランティア 場所;旧小見川町織幡角田さん山 参加人数;18名    天候;晴
スリーライトさんのボランティアは今年で3度目。今年度は5名の方が来園され、初めての方は1名。今年も手伝いに来るのを楽しみして頂き、天候にも恵まれ、丈も十分ながく良いものが採れている。数量としても24束と束的には少ないが量としては去年とそん色ない。

まとめ
今年度のドクダミ収穫量から見ると昨年から約400kgの増。目標の1.8トンより300kg多く採る事ができました。今年に関しては春先の気候も安定し、芽吹きも例年通りで丈も太さも良いものが沢山伸びた事が要因としてあります。

毎年ドクダミボランティアを継続して下さっていたほたかの会の皆様はご高齢になり、今年度のボランティアには参加できない事をお手紙で頂戴致しました。長年のご協力ありがとうございました。保護者、船橋明社の皆さん、吉野さん、スリーライトさんのボランティアの方々にはドクダミ採りを毎年心待ちにして来て頂いています。船橋明社の皆さんにはもう今年で25年目、吉野さんも10年以上と継続して頂いており、園長が強く信頼関係を築いてこられた事に他なりません。昨年は丈の短さに苦慮しましたが、今年はどのボランティアさんも満足して採っていただけるようなドクダミ採りになったと思います。今年度の特色として園長より地域の皆様にドクダミ群生地の情報提供をお願いしたらどうかと助言があり、新聞の折り込みチラシとして香取市中心に約13000部配布。結果、有り難いことに沢山の情報を頂く事ができました。その情報提供がなければ今年はこれほど良い成果も果たせませんでした。改めて地域の力を借りて私たちの仕事が成り立つ事が実感できました。情報提供にご協力頂きました皆様、本当にありがとうございました。

また職員供出では昨年より若干減りましたが貴重な時間を使って採って頂き感謝しています。採る場所も色々と決めさせてもらいましたが、今年の収穫量の5分の1は職員の手によるものとなりました。
林産班としても多くの方の協力によって成立するドクダミ採りを通して学んだ事はたくさんあり、一人一人の職員の資質を高められたと思います。もちろん林産班の利用者さんたちも本当に良く頑張ってくれました。現在、皆さんに採って頂いたドクダミは乾燥を終え米袋に詰め終えています。皆さんの気持ちがたくさん込められているドクダミ。今年も責任を持って販売していきたいと思います。ご協力ありがとうございました。

2012年6月11日

祝!はーとふるメッセ・オブ・ザ・イヤー2011W受賞!

40年前(昭和49年)の北総周辺。緑の大地遥か遠くに鹿島灘の水平線。茅葺き民家と田圃と畑。何て肥くせえ風景だこと。ここで50名の暮らしが創まった。何で暮らしを立てるか…。「百姓になるしかあんめーよ」。何の迷いもなかった。が、この人たちの多くは船橋のサラリーマンの子。過保護に育てられ土なんかいじったことのない子がほとんど。お借りした3反歩の畑、3畝の田も持て余した。が、野菜は種を蒔けば自力で育ってくれる。わが子を思うちちははは月に一度80㎞離れた船橋からわが子に会いに来た。畑仕事で泥だらけになったわが子が笑顔で迎えた。「そうか○○、こんなになっちまって情けない」。わが子の成長していく姿を切なく見つめながら。出来の善し悪しは別、菜っ葉をちちははは涙を流して買って帰っていくのだ。どんな仕事も同じこと。仕事の終わりは道具の片付け。汚れた”くわ”や”万が”を畑の脇の水路で洗う。最初は「へたくそ」で、洗ったことになっていなかったが、そのうち段々上手になって、泥一つついていない”くわ”。そうやって、どんどん腕を上げて下手な職員より余程染々とした”働くこと生きること”のこの人たちになっていった。全て出来れば、こんな”とこ”には”いない”のだから、読者諸氏はそこから引き算をしてもらいたいが、それは心が鍛えられプライド持った筋金入りの百姓衆の誕生に他ならない。近藤益雄はこの人たちのことを多くの言葉にした教育者であり詩人、そして何よりこの人達と共同生活実践者。彼の詩の中で巻頭”春あさき水にきて”(明治図書出版「近藤益雄」著作集より)が好きだ。あれから40年。今は職員が力をつけて見事な有機農業が売りの北総農耕班。この人たちも年取って白髪頭に禿頭。腰も曲がって年寄りのヨチヨチ歩き。が、その人たちが今も草取りに精出して支えて農耕班は成立している。今年3月3日。千葉県知事肝煎の障害者施設作品品評会(はーとふるメッセ・オブ・ザ・イヤー2011イン幕張)で、その農耕班の切り干し大根が見事優秀賞を射止めた。紙工芸班の和紙干支人形も奨励賞。「いかったなー」「はーいかったぺよ」「えんちょうにうめーもんねだるべーよ」「おら、おかきがいかっぺとおもう」「そんなけちなもん…」
(武井)
春あさき水にきて・・・近藤益雄
畑しごと おえたれば
この子らと
春あさき水に きて
くわを あらいぬ
われも 子らも
水のつめたさを いわず
ていねいに
土を おとしぬ

2012年6月8日

「小さな花」

「小さな花」
 新職員として半年。農耕班の皆さんと作業に向かうある日の坂道。土手に咲く小さなタンポポを見て「かわいいね。」「キレイだね。」とYさんやNさんがつぶやいた。そんな利用者の皆さんを見て、自分も自然と笑顔になった。何気なく通っていた道もよく見ると、小さな草花が咲いていることに気づいた。そんな小さな変化を、これからも利用者の皆さんと共有していきたいと改めて感じた日だった。  (吉田)

2012年6月8日

「菜の花寮のベランダで」

「菜の花寮のベランダで」
 菜の花寮のベランダ。去年の春まではとてもきれいに咲き誇るソメイヨシノの景色を見る事ができていた場所。今年の春は、ここから見える景色は去年と一変。改修工事の真っ只中です。あのソメイヨシノもなくなってしまいました。そんな中、夕方になると時々、ベランダからその風景を眺めるEさんの姿があります。長年すごしてきた手芸室も、木工室も、陶芸室も解体され、着々と工事が進んでゆくこの情景をEさんはどんな思いで眺めているのだろう。Eさんの思いの隣で、前に進んでゆく工事の景色を、私も一緒に眺めていこうと思った今年の春でした。  (梶浦)

社会福祉法人さざんか会 北総育成園

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