2015年12月10日
広報紙「北総の里」第232号アップしました!
広報紙”北総の里第232号を発行致しましたので、掲載させていただきました。今号の特集は「老いの坂道を支え合って共に生きる」と題しまして、高齢化が進む北総の「今」を様々な角度から掘り下げ原稿に起こしました。特に「食べる事」にスポットを当て、北総が大切に育んでいる食文化をご紹介しています。また、温かいお気持ちで北総を支えて下さるボランティアさんの感想も多く掲載しております。是非ご覧ください。
北総の里-232号
2015年10月8日
広報紙「北総の里」第231号アップしました!
今号の特集は「戦後70年、今こそ平和なくして福祉なし」。沖縄なずなや長崎の姉コスモス会への研修を報告。みんなの広場では利用者の現状に寄り添う大切さを綴りました。その他、読み応えのある内容になっております。ご高覧を賜り、ご批判を頂ければ幸いでございます。
北総の里-231号
2015年7月3日
広報紙 北総の里 230号アップしました!
広報紙「北総の里」第230号の特集としまして、北総育成園創立40周年式典の模様と第43期北総の里村議員選挙の結果報告、ならびに第2回野の花広場須賀山城址開山祭りの報告、北総俳壇を掲載させていただきました。北総の地にお世話になり40年の月日が経ち、ここまでの道のりを振り返りつつ、今後も一歩づつしっかりとこの道を進んでいければとの思いで綴らせていただきました。
北総の里-230号
2015年2月18日
北総俳壇
新春北総俳壇
◎…一席 ○…二席
・散歩道 しもやけの手を 優しく握りて 「大寒の日」 白樫 久子
○寒い中 切干拡げる 手が赤い 「農耕班」 齊藤 到
・風呂介助 手が冷たいと 怒られた 「Oさんは厳しい」 林 直子
◎土を練る かじかむ両手 白い息 「陶芸班」 興梠 孝
・ハイエース 誰が最初に ぶつけるか… 「新車購入」 三浦 圭織
・大晦日 紅白観ずに ボクシング 「いろんな大晦日があるのだ」 高岡 茂樹
・帰りたい でも帰れない お正月 「人生は厳しい」 篠塚奈緒美
・切干と 共に始まり 冬終わる 「今年も頑張った切干大根作り」 加瀬 裕一
・帰園日は 家族の思い出 花が咲く 「正月楽しかった」 安藤 悠果
◎昼ご飯 みんなで 食べる喜びが ずっと続けと 毎日思う 「皆、歳をとった」 師岡小百合
・一年間 大事に育てた 良い楮 「楮収穫期は一月」 内田 沙和
◎寒くても 私は風邪を ひくもんか 「利用者のために」 保科 智子
・空あおし 春待つ樹々や 枝はらい 「園周りは120本の桜山」高木 恭一
○福島から 届きし原木 被災地を想う 「原発はいらない」 杉本 和彦
○寒くても 負けずに働く 北総魂! 「働くこと生きること」 藤原 加奈
・お守りに 家族を思い 願い込め 「健康第一」 鈴木 美佳
・食べて寝て 気が付きゃ お腹が鏡餅 菅谷 大輔
・自販機に 入れたお金は おさい銭 「人生思うようにはいかぬ」 菅谷 大輔
・「あしたくる?」 仲間の帰園が 待ち遠しい 「またすぐケンカするのに」絵鳩 典子
・大寒や 桜の手入れ 春仕度 「さあ、今年も覚悟の時期だ」 猪田 昌宏
選者寸評
この人たちと〝働くこと生きること〟の日々を重ねて2014(26)が過ぎた。北総は今年で創立40周年の坂を上る。平均年齢50云才。皆年取った。白髪頭に禿げ頭、皺だらけの顔と手。ちちははは既に無く、年末年始の帰省も叶わず、園の暮らしを保守してくれたこの人たち。その彼、彼女が年末年始の冬の日差しの中で無心に〝働くこと生きること〟に身を置いてくれている。そんな毎日に寄り添う職員がそんな日々を活写した。興梠さん、保科さん、師岡さんを一席とした。皆下手くそだけれど心が伝わる句作に感謝したい。(虎風山人)
2015年2月18日
広報紙北総の里第229号アップしました!!
広報紙”北総の里”229号を発行いたしました。前号は7月の発行でありこの半年の猶予をいただいての発行となりました。今号では「いのち、こころ、ことばを一つに」と題し、「一期一会一輪の花」の北総精神、姉妹施設である長崎県コスモス会の皆様との交流の様子、第10回目の開催となった太巻き寿司教室、そして皆様にご協力頂きましたアンケート調査の結果を掲載しました。また、沖縄県の砂川先生による「沖縄の心」は今号を持ってシリーズ完結となります。街道を行くでは近藤原理先生からのお便りを掲載しました。ご高覧を賜り、ご批判を頂ければ幸いでございます。
北総の里-229号
2014年7月31日
北総の里第228号発行しました!!
今号では、5月に行われた「須賀山城址開山・野の花広場祭り」の報告、北総の6月の風物詩、林産班ドクダミ採りの様子、沖縄県蒼生学園の砂川先生に御寄稿いただいた「沖縄の心③」その他にも地域の方やボランティアの皆様、沖縄県蒼生学園職員の方々、韓国恩花学校校長先生より多数御寄稿いただいております。大変読みごたえのある広報紙になっております。
北総の里-228号
2014年5月26日
広報誌北総の里227号アップしました!!
今号は特集「北総育成園創立40周年」と題しまして、幹部職員、利用者から40年の思い出を募り掲載しています。他にも「街道をゆく」「太田川のほとり」「村議会便り」「沖縄の心」、そして「北総俳壇」と内容盛りだくさん!!
北総の里-227号
2014年3月4日
ホッとひといき随想
ナナコたち
利用者見えなく
寂しそう
新棟へ映って早5ヶ月。先日、旧棟が完全閉鎖になり、旧棟の改修工事が始まった。まだもう少し狭い中での生活が続く。ピカピカの建物、一人一人の個室、介護用の広いトイレ、暖房完備など生活しやすくなったと感じる。だが失われてしまった面もある。新棟はオートロックのため、一度外へ出ると利用者は一人で中へ入ってくることができない。外で利用者を見かけることが少なくなってしまった。出勤すると園坂を掃除していたAさん、Hさん。朝勤で出勤すると早起きして蕗の棟前のベンチに座っていたAさん。朝刊を毎朝取りに行っていたSさん。犬のハナコ、ナナコなど、動物たちを可愛がっていたYさん。今はその姿を見かけることがなくなってしまった。先日Oさんも「ウサギがね…」と懐かしそうに話していた。動物達も利用者の姿が見えなく何だか寂しそう。小屋の中へ入っている事が多いと感じる。使いやすくなった反面失われたこともあり、寂しく感じた。
(安藤)
2014年3月4日
北総の里226号アップしました
北総の里226号アップしました。今号は、特集「繰り返し”自然・命・平和”を言葉に」と題しまして様々な視点から「平和なくして福祉なし」の大切さを紙面にまとめました。
北総の里-226号
2014年1月14日
北総俳壇
北総俳壇
☆安藤 悠果
一人部屋 一人でくつろぎ 笑い声
*興梠 孝
新築の 壁の西日に トンボ二匹舞う
□金子 春菜
チクチクと 針をすすめる 池田さん
きれいな刺し子を いつもありがとう
*三浦 圭織
新棟で 迷子になるのは 職員も
□高木 恭一
千葉氏らの 築きし砦 須賀山城
今はためくは 武田菱かな
□杉本 和彦
農耕の 芋見てやりたい 焼き芋大会
□石橋 琴美
秋冬も 汗かき働く 林産班
*絵鳩 典子
新棟の 灯りが照らす 帰り道
*加瀬 裕一
大根に よく育てと 祈り込め
間引きを終えれば 収穫の秋
□藤原 加奈
干支人形 たくさん売れれば うれしいな
□篠塚奈緒美
朝会うと 笑顔で「じぇじぇじぇ」
ここにもいたか 朝ドラファン
□遠藤 武史
電動の ロクロ回すも
いつまでたっても歪んでる
選者寸評
バリアフリー新居住棟の暮らしが始まった(この工事は本館・旧居住棟の耐震大改修工事を残しているので、心置きなく新しい環境を享受するにはもう一年の間が必要)。今回この新居住棟についての投句が多かった。
これまでの40年は雑居部屋の暮らし。今度は一人部屋。廊下を通ると○○さんの部屋から笑い声が聞こえる。きっと一人部屋の満足感に浸っているのだろうと作者は想像したのだろう。安藤さん。一席とした。三浦さん。新棟に慣れない職員を揶揄。興梠さん絵鳩さん。新棟と私の距離が面白い。加瀬さん。大根よ!よく育てと祈る。その先に今年の切干大根への決意。
相変わらずへたくそな句ばかり。しかし、心が伝わってくる。この人たちとの暮らしに注がれる目線は温かい…。 「虎風山人」