ほくそうブログ

2014年3月4日

ホッとひといき随想

ナナコたち
利用者見えなく
寂しそう

新棟へ映って早5ヶ月。先日、旧棟が完全閉鎖になり、旧棟の改修工事が始まった。まだもう少し狭い中での生活が続く。ピカピカの建物、一人一人の個室、介護用の広いトイレ、暖房完備など生活しやすくなったと感じる。だが失われてしまった面もある。新棟はオートロックのため、一度外へ出ると利用者は一人で中へ入ってくることができない。外で利用者を見かけることが少なくなってしまった。出勤すると園坂を掃除していたAさん、Hさん。朝勤で出勤すると早起きして蕗の棟前のベンチに座っていたAさん。朝刊を毎朝取りに行っていたSさん。犬のハナコ、ナナコなど、動物たちを可愛がっていたYさん。今はその姿を見かけることがなくなってしまった。先日Oさんも「ウサギがね…」と懐かしそうに話していた。動物達も利用者の姿が見えなく何だか寂しそう。小屋の中へ入っている事が多いと感じる。使いやすくなった反面失われたこともあり、寂しく感じた。
(安藤)

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