2024年6月17日
権利擁護研修~動物、花、命を大切にすること
6月も半ば過ぎ、30度を超える夏日も増えてきました。北総のある東庄町は利根川の流れと、銚子黒潮の影響もあり、比較的冬暖かく夏は涼しい気候です。それでも今年はますます酷暑が予想されていますので、十分注意していきたいと思います。
北総玄関前には、「はく」と「まゆ」2匹の犬がいます。6年ほど前に生まれたばかりの兄弟を頂いてきました。中々元気な2匹で、土日は利用者さんと散歩に出かけることが楽しみです。
毎朝、事務の伊橋さんと和田さんが犬小屋周りを掃除してくれ、水と餌を用意してくれます。二人が来ると、「はく」も「まゆ」も大喜びです!!
6月5日(水)今日は、職員の権利擁護研修です。今回は、弁護士で千葉県知的障害者福祉協会監事である佐久間水月先生にお越しいただきました。先生の大変わかりやすく勉強になるお話を頂いたあと、5グループに分かれてグループワークを行いました。
今回は北総職員ばかりでなく、笹川なずな工房さん、自然さんの職員も来てくださったので、他事業所のお話も聞けてとても有意義でした。先生の講演を聞くだけでなく、自分の意見や疑問を出して話し合うことが大切です。インプット・アウトプットでより効果的に身につきます。それぞれの感想・報告も「具体的でよかった」「もやもやしていた疑問にヒントをもらえた」などとありました。佐久間先生も、「私の話はあくまでもヒント。それぞれが自分で考えることが大切」「日常のあたりまえを大切に」とアドバイスをくださいました。先生、お忙しい中貴重なご講演をありがとうございました。
北総には「一期一会、一輪の花」の考えと実践があります。動物や切り花は、自分で水を用意することや花瓶の水を取り替えることは難しい。だからこそ、私達職員は毎日犬の世話をし、花の水を取り替える。それは、自分の辛さを適切に訴えることが難しいこの人達の心に寄り添うこととつながります。
これからますます暑い日が続きます。利用者さんお一人お一人の表情と心をさりげなく読み取り、さりげなく寄り添い、心ある支援ができるように、今日も「一期一会、一輪の花」の実践を続けていきたいと思います。佐久間先生の「権利擁護研修」は、そんな理念を大切に、私達にとても大切な多くのことをお伝え下さいました。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。次回は7月2日頃の更新予定です。皆様、お体を大切にお過ごしください。 白樫久子